株式会社日本一ソフトウェア

全世界で300万本を超える出荷本数を誇る日本一ソフトウェア社の人気タイトル『魔界戦記ディスガイア』シリーズ。Play StationからNintendo Switchへの移植を、IncrediBuildを利用して行いました。日本一ソフトウェア社のプログラマー、長安雄作氏にIncrediBuildがスタジオでどのように使用され、リリースに役立ったか、お話をうかがいました。

 

チャレンジ

Nintendo Switch™ 向けの開発と PlayStation® 向けの開発を比較すると、画面解像度やメモリ等のハードウェア仕様の差異はありますが、特に問題となったのがビルド時間でした。Nintendo Switch™ への移植にあたり、開発実機の不足により、Windows上でエミュレートして開発する必要がありました。主要なスタッフには高性能なPCを購入したものの、それでも1回のフルビルドに22分強かかる状況でした。

シリーズを重ねるにつれ、ソースコードの依存関係も複雑化。依存関係を解消すれば短縮も期待できますが、多大なコストと時間がかかるため、移植タイトルであることやローンチに向けての短い開発期間の中では現実的ではありませんでした。

 

ソリューション

IncrediBuildを、まず1台のPCでテストしたところ、ビルド時間が7分20秒程度になりました。5台のPCで再度テストしたところ4分50秒とさらに短縮しました。

IncrediBuildの導入によりビルド時間の大きな削減が見込めると考え、『ディスガイア 5』移植プロジェクトではプログラム作業にあたる開発者のライセンスを購入しました。これにより、ローンチに向けて順調に開発を進めることができました。

Nintendo Switch™ のプロジェクトAは、分散なしで5分50秒かかっていたものが、IncrediBuildを利用すると1分15秒となりました。
Windows向けのプロジェクトBは分散なしで3分40 秒、IncrediBuildを利用すると1分35秒になりました。

いずれも、IncrediBuildを使うことでビルド時間の削減に成功しており、特にNintendo Switch™ のビルドで効果が出やすい結果となりました。

 

結果

日本一ソフトウェア社では Nintendo Switch™、PlayStation® プラットフォーム以外での展開も進める予定です。大きなプロジェクトほどIncrediBuildの効果が大きいため、今後はさらに有効活用していく予定です。また、継続的インテグレーションシステムの構築も始めています。複数プラットフォームで安定して利用できるIncredibuildには、さらなる可能性を期待しています。